獅林大阪例会(平成24年7月7日)
作品集 2 当季雑詠
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主宰作品 眠られぬ夜を一喝のはたた神 的場 秀恭 |
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以下会員作品 ○ 主宰選句 |
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ひりひりと世間の風や蛞蝓 |
高原 風太 |
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ペン軸に浮き立つ指紋梅雨入かな |
田中 俊 |
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逆さまの字もしつくりと星祭 |
増田 雅子 |
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○ |
「ほうたるこい」遠き昔を呼ぶごとく |
平井 孝治 |
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今年また軽き団扇を取出す |
岸 薫 |
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ルビコンを渡る新党男梅雨 |
森 一心 |
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山湖映え囲む緑の自在たり |
山下 静子 |
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友と会い梅雨の晴間に話咲き |
中木村清子 |
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冷奴波風立てず夫留守居 |
根来久美子 |
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○ |
どの街も塔を育てて夏の月 |
乳原 孝 |
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脱ぐ靴のでんぐり返るはたた神 |
大平 久子 |
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○ |
新聞の捲り易きも梅雨最中 |
東 徹 |
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われも吹く生ける証の祭笛 |
野村 朴人 |
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とほきものとほきひと恋ひ星祭 |
田中 芳夫 |
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勢ひ増し相打つしぶき雨後の瀧 |
山下 静子 |
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○ |
梅雨の明厨に常の水の音 |
阪本 彰 |
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香水に言葉使ひの変りゐし |
森 悦子 |
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隣家より届きし光る鮎二匹 |
伊藤 菊代 |
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政談に熱が入りて心太 |
中田 裕子 |
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段々の青田波打つ散歩道 |
平田 市子 |
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○ |
あめんぼう水が緊張してをりぬ |
東 徹 |