獅林豊中例会 (平成23年9月17日)
作品集 1 兼題 「秋簾」
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主宰作品 落日の風を纏ひて秋簾 |
的場 秀恭 |
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以下会員作品 ○ 主宰選句 |
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風の路地京の町屋の秋簾 |
田中 康雄 |
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○ |
秋簾一途に生きた時は過ぎ |
山浦 純 |
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秋簾気にかかりしがかかりけり |
木村 あつし |
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傾きし夕陽ここまで秋簾 |
澤田 稔子 |
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○ |
ケイタイで繋っている秋簾 |
田島 一穂 |
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大の字と小さき大の字秋簾 |
松島 圭伍 |
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○ |
機音の途絶えてひさし秋簾 |
井上 幸郎 |
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ここだけの話洩れけり秋簾 |
東 徹 |
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○ |
表札は男名前や秋簾 |
森 一心 |
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秋簾巻き人の世を近づける |
乳原 孝 |
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色失せし房乱れなく秋簾 |
西森 蓮子 |
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砦のごとベランダ囲む秋簾 |
根来久美子 |
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○ |
飼犬の老いゆく速さ秋簾 |
小原 勝 |
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言葉なく別れし友や秋簾 |
友成 陽子 |
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秋簾忘れん坊の義母ゐます |
梶谷 予人 |
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秋簾昭和の団欒見え隠れ |
岸 薫 |
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秋簾収めし今日の安堵かな |
的場ヒサ子 |
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○ |
秋簾隣家の電話鳴りやまず |
高原 風太 |