獅林七月例会(平成19年7月7日)

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作品集 2  当季雑詠

主宰作品

          世に少しずれて寡黙に水を打つ

 

的場秀恭

以下会員作品 ( 主宰選句、主宰特選句)
  さはりよき言葉の人と夕端居 大平久子
  風の道通る贅沢夏座敷 井上幸郎
  梅雨しとどつんつん伸びる松の芯 河原豊操
  ケイタイの電源切りし蛍狩 東   徹
  サングラス取り不安気に世間見る あめ・みちを
  梔子や箒目清し朝の庭 井上幸郎
  父と子の閑談生るる冷奴 東   徹
  反省の時間貰ひて梅雨の雨 澤田稔子
  ゆり手向け母の齢をこえにけり 青山正枝
  持て余す心の湿り梅雨晴間 乳原 孝
 ◎ 尾鰭つく噂話や夕端居 安田ミヨ子
  浴衣着て美人度上げていざ句会 三木市子
 ○ 夢いろとなりて四葩の揺れまどふ 駿河谷敏枝
  健やかさ競ふ軽装夏句会 田中康雄
 ◎ 暮泥む湖心にとけしヨットの帆 平井孝治   
  綾取りの縺れて終る梅雨ごもり 森 一心
  夏灯娘の来信読み返す 中田裕子
  木漏れ日を拾いつ河骨咲くほとり 西森蓮子
  反論を一言ひかえ小町草 松崎泰子
     
     
     
     

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