獅林七月例会

主宰作品　　　　　　　　　　　寝そびれし児を抱き上げて星祭		的場秀恭
以下会員作品　（○　主宰選句、◎主宰特選句）
	七夕の夜に車駆る彼の許へ	三木市子
	東北の七夕祭り地鳴して	吉村和子
	恋告げし遠き日も雨星祭	あめ・みちを
◎	あどけなき文字の願ひや星まつる	大平久子
○	七夕や星見る人でいてほしい	乳原　孝
	肩車されて子の吊る七夕紙	東　　徹
	七夕や太郎と命名筆太に	青山正枝
	七夕や幼の願ひ笹揺する	澤田稔子
○	老いて尚願ふことあり星まつり	松崎泰子
	千の字が踊る七夕祭かな	西森蓮子
	煌ひて手に届くほど星今宵（ニュージーランド）	角井久美子
	夢一つ叶ひし今宵星まつり	駿河谷敏枝
	星の夜の逢ふ瀬をかばふ七夕雨（う）	須藤　操
	天災の鎮まり祈る星祭	中田裕子
	七夕や笹ずれ程の風立ちて	安田ミヨ子
	七夕や銀河鉄道発車ベル	森　一心
	余生なお願い膨らむ星祭り	平井孝治
	彦星に黄色のハンカチ振ってみる	林のぶえ
	病棟の児は駆ける夢星祭	田中康雄