獅林900号記念祝賀会(平成24年9月7日)

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900号記念誌上句会(第41回分)

 

 指名選者特選句 (記念品:短冊/色紙)

   さくらんぼ少年の髭まばらなる


 山本フミ子 

 家永衣子 選 (自筆短冊)


  ≪さくら咲いて貧しきことを忘れけり—家永衣子≫

  初蝶であった気もする白き花


安田ミヨ子  

  宮崎善行 選 (自作・写真つき色紙)


  ≪わが末のたとえば浜のくらげかな—宮崎善行≫

  九百号汗の努力が実を結ぶ


田中 幸雄  

  大平久子 選 (自作俳画色紙)


  ≪母の香をほのかにまとふ花衣—大平久子≫

   燕来る机一つの駐在所


田渕   豊  

  田中康雄 選 (自作短冊)


  ≪琉金や水中に風あるごとく—田中康雄≫

   子を育て孫も育てし豆の飯


馬場 豊子  

  香田きぬ 選 (自作短冊)


  ≪相好を崩して落ちし熟柿かな—香田きぬ≫

   一輪の薔薇の殺気を水に挿す


乳原   孝  

  あめ・みちを 選 (自作短冊)


  ≪火の鳥を椿の闇に見失ふ—あめ・みちを≫

   一村は皆同じ姓大桜


山浦   純  

  小原 勝 選 (自作写真俳句)


  ≪新緑は今ドレミのミ御堂筋—小原 勝≫

   飛ばすならオズの国まで夏疾風


田原 知子  

  梶谷予人 選 (自筆色紙)


  ≪母負うてここに立たばや梅数輪—梶谷予人≫

   初蝶であった気もする白き花


安田ミヨ子  

  乳原 孝 選 (俳画色紙)


  ≪少年に母の日傘は高くあり—乳原 孝≫

   特急の止まる駅舎のつばめの子


的場ヒサ子  

  森 一心 選 (俳画色紙)


  ≪見つめられいよよ華やぐ牡丹かな—森 一心≫

                                                 

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