獅林三月例会(寝屋川句会)(平成31年3月9日)

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作品集 1  兼題 「鳥帰る」 

 主宰作品

がら空きの街俯瞰して鳥帰る

 

 的場 秀恭

 以下会員作品     ○ 主宰選句

 

 鳥帰る土産は糞をシベリヤへ

 堀  芳子

 

 殉教の十字架の丘鳥帰る

 野村 朴人

○

 鴨引し池のしじまや日暮時

 佐々木まゆみ

 

 水平線見紛う程の鳥曇り

 藤原 ナヲ

 

 暫くは見送るばかり鳥帰る

 的場ヒサ子

 

 鳥帰るいのちの丈を群れごとに

 峯松 秀吾

 

 鳥帰る水面見つめる餌付人

 平田 市子

 

 鳥帰る淡路はるかに茅渟海

 しぶやかつみ

 

 大白鳥不眠不休でシベリヤへ

 大野 恭子

 

 引鳥を見むとて首を長くせり

 大原ふじ子

 

 鳥帰る野球少年知らぬ間に

 大竹 昌子

 

 鳥雲へ北へと続く鳥の群

 川部 秀江

○

 軽々と空の高みへ鳥帰る

 森本加寿子

 

 鳥帰る湖に残影を留めおき

 浜田 清美

 

 金堂の屋根の勾配鳥雲に

 田原 知子

 

 鳥帰り湖広くなりにけり

 高松 惠子

 

 お土産に往復切符鳥帰る

 華 呼々女

 

 灯台の高き大ぞら鳥かえる

 薮内ミユキ

 

 海風の優しき日和鳥帰る

 小西 由起

○

 AIに頼ることなく鳥帰る

 梶谷 予人

○

 学び舎のピアノ音高し鳥帰る

 大庭 宣子

 

 山と海越へて地の果鳥帰る

 江草 純子

 

 木片を拾い銜えて帰る雁

 川北 陽子

 

 検査後のわづかの不安鳥曇

 藤本 一美

 

 遅れじとはるか雲間へ鳥帰る

 諸岡 玲子

 

 淀の川又を約して鳥帰る

 有馬 正恵

 

 挑戦へ薄れゆく日々鳥雲に

 柄須賀咲智子

 

 ふるさとへ続くこの空鳥帰る

 森  一心

○

 蒼天の空を自在に鳥帰る

 高橋 幸子

 

 平成の終りの夜明け鳥帰る

 大平 久子

 

 鳥帰る誰もが帰りたき生家

 江坂志津子

 

 鳥帰る残る仲間は餌をさがす

 小寺 保子

 

 引き際の未練はあらず鳥帰る

 川畑えみ子

○

 平成の御代を見納め鶴帰る

 奥村 遊山

 

 枯れ色の景より抜けて鳥帰る

 山浦  純

 

 子午線や汐の香木の香鳥帰る

 松島 圭伍

 

 てのひらに紙の鳥雲に

 あめ・みちを

 

 会談は黒き決別鳥帰る

 河合 和彦

 

 麒麟の首しなやかに伸び鳥雲に

 田中  俊

 

 鳥帰るひろいし猫の膝に寝る

 矢野 悦子

 

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