獅林大阪例会(平成23年7月9日)
作品集 1 当季雑詠
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主宰作品 会釈なき瞳に会へり炎天下 的場 秀恭 |
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以下会員作品 ○ 主宰選句 |
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一輪の薔薇へと水は盛り上がる |
乳原 孝 |
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素もぐりの気泡膨らむ夏の海 |
阪本 彰 |
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○ |
宇宙船ラストフライト梅雨明ける |
安田 ミヨ子 |
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すててこの女もすなる色柄で |
森本加寿子 |
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乾杯の仕草に消える遠花火 |
阪本 彰 |
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梅雨の雷轟々とわたり君逝きし (山下静子氏義弟逝去) |
田中 芳夫 |
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ががんぼの風化の形して惑ふ |
あめ・みちを |
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○ |
水道の蛇口のゆるみ夕端居 |
牧瀬 祐子 |
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積る憂さ解き放たれて夏座敷 |
田中 俊 |
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老農の一服の煙青田風 |
阪本 彰 |
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夕灯に紺の艶もつ茄子を焼く |
的場 ヒサ子 |
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暮れ残り青鷺の立つ孤独かな |
澤田 稔子 |
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星祭指輪のサイズ問はれけり |
森 一心 |
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少年の日へ種とばす青葡萄 |
松島 圭伍 |
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○ |
余生なおラジオ体操夏帽子 |
平井 孝治 |
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七夕や川あをあをと「いのり星」 (天満) |
大平 久子 |
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赤茄子の輪切りの上に砂糖かな |
田中 俊 |
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きらきらと川遊びの子ら梅雨の明 |
梶谷 予人 |
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○ |
ほどほどの幸せでよし星まつる |
大平 久子 |