平成19年11月10日(獅林麦浪忌句会)

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作品集 1 (当季雑詠)

主宰作品

         熟れ蜜柑二つに分けて夜も論ず

的場秀恭
以下会員作品 ( 主宰選句  主宰特選句)
  峠茶屋不器用に柿吊されて 松崎泰子
  握手して現地解散暮れ早し 小原 勝
  身を寄せて秋の声聞く露月句碑 森 一心
  貝割菜ヒラリヒラリと摘まれをり 家永衣子
  寄り添へる甕に水澄む麦浪忌 長清水美代子
  叢草に揺れるひかりの花薄 堀之内鼓譚
  衣子姉のよう歳重ねたし麦浪忌 松崎泰子
  秋うらら顔に舞い来る光の斑 山浦 純
  独り居のひとつ余計に秋燈 乳原 孝
  秋彼岸法話に聴くや千の風 田中 俊
  隣人の入院知る日夜寒し 増田雅子
  緋は孤なり蒼天穿つ木守柿 田中康雄
  銀芒穂の先々に風走る 角井くみ子
  焚火消す水に火の音混じりけり あめ・みちを
  人を待つ真昼の虚空秋薔薇 澤田稔子
     

                               

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