高野山吟行句会(平成19年5月18日) 

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作品集 2

        老鶯や大杉の闇寄せつけず 的場秀恭 主宰
主宰選句
  かつ歩する芭蕉も聞きし雉の声 角井久美子
 ○ 人はみな聖(ひじり)の歩み夏参道 あめ・みちを
  杉聳ゆ句のちひささに苔の花 梶谷 予人
  石南花や周囲を制す晶子の碑 牧瀬 祐子
  杉に寄る古りし墓石や風青し 山下 静子
  一山の清浄夏うぐひすの声近し 大平 久子
 ○ 宿坊へ心急かせる緑雨かな 東    徹
  母樹林の杉亭々として若葉 田中 芳夫
  緑陰に姿正しき修験僧 平井 孝治   
  緑濃き男子(おのこ)の色や高野槙 岸    薫
  杉木立開けて老鶯しきりなり 澤田 稔子
  夏御堂姿の見えぬ読経かな 三ツ木尚子
  音もなく若葉風吹く奥の院 木村 安子
  名刹の湯に酔ひ高野の薫風(かぜ)に酔ふ 田中 康雄
  法灯は永遠にゆらぎて夏来る 平山 茂子
 ○ 万緑に立つそれだけで身の震ふ 森  一心
  奥の院呉越同舟五月晴れ 大村佐紀子
     

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