獅林奈良例会(平成29年5月20日)
作品集 2 当季雑詠
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主宰作品 佳き便りありさう揚羽もつれ合ふ |
的場 秀恭 | |
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以下会員作品 ○ 主宰選 | ||
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幣飾る雷禍の大樹若葉かな |
長谷川澄江 |
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○ |
守りより攻めるは易し草矢うつ |
阪本 彰 |
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女生徒のはじける白さ夏来る |
大平 久子 |
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少年の草笛一途恋一途 |
東 徹 |
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バス停の顔ぶれは同じ更衣 |
弘 操 |
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大楠の蔭に昼どき大日傘 |
新居 純子 |
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○ |
無名なれど意義ありし生風薫る |
野村 朴人 |
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地下街を抜け新緑の風を受く |
矢野 悦子 |
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筍やごろんと背戸に置土産 |
小寺 保子 |
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母の日を今噛み締める二児の母 |
平田 市子 |
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黎明に麦浪和尚麦の秋 |
森 一心 |
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自販機は「つめたい」ばかり夏に入る |
田原 知子 |
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野ばらの香左手だけのピアノ曲 |
岩佐世紀子 |
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鳥瞰で探す四つ葉のクローバー |
梶谷 予人 |
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憲法の不戦の条に紙魚の痕 |
あめ・みちを |