獅林大阪例会(平成25年7月13日)
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主宰作品 兜虫歩めば犬に嗅ぎ寄らる 的場 秀恭 |
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以下会員作品 ○ 主宰選句 |
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信号の長きにつのる暑さかな |
山下 静子 |
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朝顔の花をかぞへる日課かな |
阪口 悌 |
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○ |
日盛りや雀の木陰はなれざる |
野村 朴人 |
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見えねどもかすかに響く滝の音 |
大本 和俊 |
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○ |
吾が影のほかに影なき炎暑かな |
東 徹 |
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裏声の発声練習パリ—祭 |
小原 勝 |
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抱き上げて児に触れさせる合歓の花 |
安田 ミヨ子 |
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片蔭と言へぬ片蔭バスを待つ |
乳原 孝 |
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○ |
深呼吸して梅雨明の空仰ぐ |
山村 絹子 |
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ハンカチの何処かに失せし開店日 |
増田 雅子 |
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沙羅の花咲いていますと寺の門 |
駿河谷敏枝 |
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○ |
夏雲を纏い変らぬ富士であり |
岸 薫 |
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水売りの水飲んでゐる猛暑かな |
森 一心 |
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七夕の笹しなるまで願ひ事 |
山村 絹子 |
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人絶えぬ水掛地蔵苔の花 |
小西美代子 |
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明易し迷ひ一つを迷ひ抜き |
乳原 孝 |
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関白が君に逆らい暑気払い |
田中 秀明 |
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夕立の待たるるまちのくらしかな |
阪口 悌 |
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酒に酔ひ火照るが如し炎暑かな |
弘 操 |
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緑陰に調教の駒来て伏せる |
阪本 彰 |
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これからは遠い日になる鰻の日 |
平田 市子 |